札幌からほど近い北海道屈指の観光地”小樽”。
海と坂の街であり、また、運河と金融の街でもありました。
ノスタルジックな街並みは異国情緒がただよい、旅行気分を盛り上げてくれます。
今回は、そんな小樽のオススメ観光スポットを紹介します。
↑この記事の1~4までの経路です。(小樽運河クルーズに乗船した場合約3時間程度)
海と坂と運河!1日中楽しめる小樽の観光地8選!
小樽市は札幌から日帰りで行ける北海道の定番観光地です。
小樽だけを観光するならJRの利用が便利ですが、小樽以遠にも足を延ばしたい方には車での移動をオススメします。ただし、ニュースにもなるような高額コインパーキング(20分で500円)も紛れ込んでいるので、停めるコインパーキングは慎重に選びましょう。
それでは小樽に来たならここには訪れてほしいというスポットを紹介していきますので楽しんでください!
1.小樽運河
小樽にはかつて、北海道開拓のための最重要貿易港がありました。それだけに取り扱う荷量が多くなり、運搬作業を効率的に行う必要があったため、現在の小樽運河が作られたそうです。
古くから発展してきた面影は運河沿いに立ち並ぶ石造倉庫群や街灯がガス灯であることからも感じ取れます。
ちなみに小樽の観光客はほとんどの人が昼間に来て、札幌など小樽以外の都市へと帰ります。しかし、この小樽運河は夜もとても美しく、静まり返った小樽の街にガス灯がともるノスタルジックな雰囲気は見ないと損するかもしれません。
美しい小樽運河を最も効率よく観光できるひとつは、小樽運河クルーズです。約40分間のクルーズの間、キャプテンがひとつひとつ丁寧に説明してれます。建物や歴史だけでなく水辺の鳥の種類を教えてくれたキャプテンもいたり、小樽の良さを知るにはもってこいです。
ちなみに昼間のデイクルーズに加え、夜はロマンチックなナイトクルーズもやっています。旅行のシーンにあわせてどちらに乗ってみるのはいかがでしょうか。
- 営業時間:デイ9:30から30分毎出航/ナイト19:30から30毎出航(最終便は20:30)
- 乗船料金:デイ大人1,500円/子供500円 ナイト大人1,800円/子供500円
2.出抜小路
出抜小路は約20の飲食店が集まります。
石造のおしゃれな建物と狭い路地で構成されており、レトロでわくわくする雰囲気です。
メロンの上にソフトクリームを乗せたサンタのヒゲで有名なポプラファームや、若鳥半身揚げで有名な小樽なるともこちらにお店を構えます。
もちろん北海道といえば海鮮ですが、海鮮だけじゃないということをこの出抜小路で体感してみてはいかがでしょうか。
ちなみに出抜小路と書かれた火の見やぐらからは小樽運河を見渡すことができ、また、無料なのでぜひ寄っておきましょう。
- 営業時間:各店舗による
3.手宮線跡地
北海道で一番最初の鉄道の廃線路です。日本の近代化を図るため、石炭などの地下資源の開発と輸送を目的に、鉄道建設に着手しました。1880年開通で、日本で8番目となる手宮線(札幌~手宮間)が完成しました。
寿司屋通りから小樽市総合博物館までの約1.6 km を線路や遮断機などの遺構を残しながら歩きやすく整備し、散策路として親しまれています。
当時の遮断機も残されていますし、何より冒険心くすぐる写真映えスポットとしても人気です。小樽運河からも徒歩3分程度と近く、記念に立ち寄るのも良いでしょう。
あわせて手宮線の両端に位置する寿司屋通りと小樽市総合博物館も併せて紹介すると、、、
寿司屋通り
寿司の街小樽を発信しようと命名された道で、小樽運河からも約3分ほどで着く創業30年以上の老舗街です。粋な職人が握る本物の寿司をを味わえるグルメスポットとなっています。
小樽市総合博物館
旧手宮線手宮駅の敷地内にある博物館。蒸気機関車しづか号など北海道を代表する50両もの鉄道車両が保存・展示されており、鉄道好きにはたまらない空間です。屋外ではアメリカ製の蒸気機関車「アイアンホース号」が運行しており、無料で乗車できます。
- 営業時間:散策路につき24時間
※小樽市総合博物館本館は入館料400円,営業時間9:30から17:00
4.堺町通り
堺町通りは、まさに観光していると実感する通りです。
魅力あふれる硝子製品がいっぱいの北一ガラスや、赤煉瓦造りの建物が特徴的な店内に2万5千点以上ものオルゴールが幻想的な時間を体験させる世界最大級のオルゴール店小樽オルゴール堂もあります。
さらに北海道を代表する銘菓六花亭やこの本店でしか食べれないゆきこんちーずを提供する小樽の銘菓ルタオが並び、ひしめき合うように海鮮丼屋に味噌ラーメン屋、喫茶店に雑貨屋等が集まっています。
小樽市の、見たい・食べたい・経験したいが集まる散策路であり、必ず立ち寄ってほしいスポットです。
- 営業時間:各店舗による
5.青の洞窟
自然が織りなす幻想的な洞窟です。
自然の偶然が重なりあった神秘的な青の洞窟は、その名の通り青く光り輝きます。
非日常を経験しに行くためには青の洞窟クルージングに乗船することが必要です。最新のモーターボートで行くクルージングは刺激たっぷりでスリル感も味わえます。運が良ければかわいいうみねこ達にも出会えます。
青の洞窟クルージングはサンセットクルージングとして夕方も運航しており、船上から眺める夕日は格別なものとなるでしょう。
- 料金:大人(12歳以上)5,500円 /子供3,000円
- アクセス:北海道小樽市築港8-1 かつない臨海公園前
- 営業時間:8:30から90分毎出航(最終便は17:30)
6.日本銀行旧小樽支店 金融資料館
日本銀行旧小樽支店金融資料館は、小樽市指定有形文化財に指定された1912年に作られた、英国風の建築物です。
この資料館では、北のウォール街と呼ばれた小樽の歴史をはじめ、お札のことから世界の金融事情まで学べるインテリスポットです。
北のウォール街と呼ばれた理由を知ることができるのはもちろん、銀行が建ち並び、最盛期であった小樽市の様子をジオラマで再現していたり、当時の様子を分かりやすく説明しています。
しかしただ学べるだけがこの資料館の魅力ではありません。業務展示ゾーンでは、2002年まで実際に使われていた金庫の中に入ることができたり、1,000億円を背景に1億円(模擬パックです)を持ち上げて記念撮影できたりとの楽しめるスポットでもあります。
ちなみに一億円の重さって知ってますか?入館料は無料ですし、一度入ってみてはいかがでしょうか。
- 営業時間:9:30から17:00(12月~3月は10時から開館)
- 入館料:無料
7.おたる水族館
北海道の海や川の生き物を中心に約250種5000点を飼育しているおたる水族館。
定番のイルカショーからトドショー、セイウチショーもあれば、小樽の真冬の海を再現した日本一冷たいタッチプールや、自然そのものとも言える、海を仕切っただけのプールに生息する海獣類等、個性的な見所がたくさんあります。
その他敷地内には祝津マリンランドという遊園地もあり、ファミリーで楽しめる施設です。
小樽観光に丸一日割けるのであればぜひ寄ってほしいスポットです。
- 営業時間:9:00から17:00(最終入場16:30)
- 入園料金:大人1,500円、小中学生600円、3歳以上300円
8.天狗山
ロープウェイに乗車すること4分、標高532メートルの天狗山の山頂には、小樽の街並みと日本海を一望できる屋上展望台など、合わせて5つの展望台があります。
山頂からの眺めは、北海道3大夜景の一つであり、なんとミシュランでも1つ星評価を得ています。
天気のいい日は積丹半島や対岸の暑寒別連峰の山並みまで見ることができます。
ちなみに山頂は展望台だけでなく全長400メートルの天狗スライダー(歩く速さ程度のボブスレー)や、かわいいシマリスを間近で見ることができるシマリス公園。ゆっくりと眺望を眺められるTENGUU-CAFEなど施設が充実しています。
小樽市観光の振り返りに訪れるのがオススメです。
- 営業時間:上り9:00~20:48まで,下り9:00~21:00まで
- 料金:大人1,400円、小学生以下700円
まとめ
小樽市だけでも丸一日観光できるスポットは十分ありますが、小樽だけじゃなくて他の観光地も行きたいという方は本記事の1番から4番までにしておくことをオススメします。1番から4番に絞れば、約3時間で回り切ることができ、さらに足を延ばすことも可能でしょう。
時間がある方は一泊するのもオススメです。夜の小樽はガス灯の灯る運河沿いをなどロマンチックな雰囲気に包まれます。
札幌からアクセスが良く、見所満載の小樽は北海道にの定番観光地です。ぜひ立ち寄ってみてください!