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夏の北海道観光!どんな服装がオススメ?暑い?寒い?6月7月8月編

北海道観光は何といっても夏です!涼しくて過ごしやすく、大自然の息吹を体中に感じ取れる季節です。涼しいということは夜は寒いのでしょうか?気温は?服装は?この記事では道内在住の筆者がそんな疑問にお答えしていきます。

暑い?寒い?北海道の夏

まずは北海道各地の夏(6月・7月・8月)の平均気温を見てみましょう。ひとくちに北海道と言ってもエリア毎にかなり気温差があります。また、地域によっては寒暖差が激しいこともありますので注意しましょう。

道央の気温

札幌 6月 7月 8月
最高気温 21.5℃ 24.9℃ 26.4℃
最低気温 12.9℃ 17.3℃ 19.1℃
ニセコ/洞爺湖 6月 7月 8月
最高気温 20.6℃ 23.9℃ 25.4℃
最低気温 10.8℃ 15.6℃ 16.8℃

道央は比較的気温の上がりやすいエリアですが、それでも最高気温が30℃を超える日は多くありません(近年は増えたような気がしますが)。夜は涼しく長袖が必要となる日もあるでしょう。

ただし、稀ではありますが7月・8月でも天気が悪いと最高気温が20℃に満たない日があります。天気予報は要チェックです。

☆道央の観光地はコチラ

道北の気温

旭川/富良野 6月 7月 8月
最高気温 22.6℃ 25.7℃ 26.5℃
最低気温 11.1℃ 15.5℃ 16.3℃
稚内 6月 7月 8月
最高気温 15.7℃ 19.7℃ 22.3℃
最低気温 10.1℃ 14.5℃ 17.3℃

道北はその名の通り北海道の北側に位置するのですが、旭川や富良野は内陸の気候であり、寒暖差が激しくなります。そのため上着を一枚持って行くことをオススメします。

稚内などの最北方面へ向かえば、真夏でも20℃を少し超える程度、半袖一枚では少し肌寒く感じるでしょう。

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道東の気温

帯広/十勝 6月 7月 8月
最高気温 20.8℃ 23.5℃ 25.2℃
最低気温 10.3℃ 14.5℃ 16.4℃
釧路 6月 7月 8月
最高気温 15.2℃ 18.6℃ 21.2℃
最低気温 9.0℃ 12.8℃ 15.5℃

十勝、帯広は内陸の気候のため寒暖差が激しい地域です。一方でカラッとした気持ちの良い陽気で、仮に30℃を超える日だとしても、本州のようなじめっとした感じはほとんどありません。

釧路エリアは最も気温が上がりにくいエリアです。最も気温が高くなる8月でも、東京都の5月よりも寒いエリアです。間違っても半袖短パンのみでは訪れないようにしましょう。

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道南の気温

函館 6月 7月 8月
最高気温 19.9℃ 23.4℃ 25.8℃
最低気温 12.1℃ 16.6℃ 18.7℃
室蘭 6月 7月 8月
最高気温 17.5℃ 20.9℃ 23.4℃
最低気温 11.5℃ 15.8℃ 18.5℃

本州に最も近い函館エリアは気候も比較的温暖で、また寒暖差も少なく過ごしやすい気候でしょう。

室蘭エリアは気温が上がりにくいものの、寒暖差も比較的小さく、一日を通して快適に過ごせる気候です。

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ちなみに東京都の夏の気温は、

6月が最高25.5℃/最低18.0℃。7月が最高29.2℃/最低21.8℃。8月が最高30.8℃/最低23.0℃です。やはり北海道は涼しく快適な気候と言えるでしょう。

服装選びは5℃刻みで!

15℃~20℃、20℃~25℃、25℃~30℃、と服装選びは5度刻みで考えると良いでしょう。もし、最高気温と最低気温に5℃以上の差があるならば、羽織り物は必須ですね。

気温別!服装選びの基準

男性 女性
25℃~30℃ 半袖・ポロシャツ 半袖・ノースリーブ
20℃~25℃ シャツ・カーディガン シャツ・七分丈
15℃~20℃ 長袖・ジャケット 長袖・重ね着・薄手ニット
10℃~15℃ コート・革ジャン コート・ニット

上の表は日本気象協会の「服装指数」を参考にしてまとめてみたものです。北海道は各地ともに8月でも最低気温が20℃を超える日はほとんどありません

そのため、羽織り物を持って旅行すると、どんな時間帯でも快適に観光することができます。荷物は増えますが、準備は必須と言っても良いでしょう。

ただ、これはあくまで参考で、実際はもう少し薄手の格好をしている地元民が多いように感じます。

観光地に服装を当てはめると?

先ほどの服選びの基準と各地の最低気温に注目し、準備したい羽織り物は以下の通りです。北海道に住む私が、実際の現地民の服装も考えて表にしてみました。参考にしてみてください。

道民が見た道内各地の服装例

男性
女性
6月 7月 8月
札幌 ジャケット
薄手のニット
カーディガン
七分丈
カーディガン
UVカットパーカー
ニセコ/洞爺湖 ジャケット
薄手のニット
ジャケット
薄手ニット
カーディガン
七分丈
旭川/富良野 ジャケット
薄手のニット
カーディガン
七分丈
カーディガン
UVカットパーカー
稚内 ジャケット
ニット
ジャケット
薄手ニット
カーディガン
七分丈
帯広/十勝 ジャケット
薄手のニット
ジャケット
薄手のニット
カーディガン
UVカットパーカー
釧路 ジャケット
ニット
ジャケット
薄手のニット
ジャケット
薄手のニット
函館 ジャケット
薄手のニット
カーディガン
七分丈
シャツ
七分丈
室蘭 ジャケット
薄手のニット
カーディガン
七分丈
カーディガン
七分丈

6月は服装指数的にはコートの着用もオススメされるのですが、実際には来ていない方が多い印象があります。沖縄の人が冬にコートやダウンを着る感覚に似ているのかもしれませんね。

また、多くの地域で日中は半袖の方を見かけます。7・8月の最高気温に注目すれば、半袖も必要ですので、涼しい北海道と言えど、長袖だけで来るのも避けた方が良いでしょう。

足元やズボン・スカートは?

靴は6月を除きサンダルでもOKです。街中を歩いている方は、若者を中心にサンダル履きの方が増えているように感じます。ただし、旅行中歩き回ることを考えるとスニーカーなどの歩きやすい靴がオススメです。

ズボン・スカート

7月・8月は短パンの方も見かけます。特に最高気温が30℃前後となることも多い7月下旬から8月中旬までは短パンの方が涼しく快適な可能性もあります。スカートの場合はタイツなどを履かなくても問題なく過ごせる気候ですので、オシャレを楽しむのもOKです。

1泊2日などの短い日程の場合はオシャレ中心で考え、2泊3日以上の場合は短パンとズボンの両方を持ってくることをオススメします。旅慣れてる方は現地調達でも良いですね。

まとめ

普段当たり前に服装選びをしていますが、いざ気候の違う場所へと旅行するとなると下調べは重要です。例えば釧路に観光に行く人が何も調べずに半袖半ズボンで行くと非常に後悔することでしょう。なぜなら釧路は8月でも東京都の5月よりも平均気温が低いからです。

この記事を読んでいただいた方には、ぜひ快適に観光していただきたので服装選びは慎重に行ってくださいね!