日本最北の街、稚内。最北端の岬である宗谷岬で有名です。
宗谷岬からは隣国ロシアを望むこともでき、日本のはじっこに来たことを実感します。
近年では白い道というホタテの貝殻が一面にしきつめられた道も有名になりました。ちなみにトップの画像が白い道です。
稚内へは電車での到達は便が悪いので、レンタカーや車、飛行機での移動をオススメします。
ここまでが日本！稚内のオススメ観光地厳選５選！
オロロンラインを延々と北上すると到着する稚内。綺麗な海と山々を眺めながら宗谷岬を目指す旅人が多くみられます。
車で訪れる人やバイクで訪れる人はもちろん、中には自転車でこの最北端というロマンを求めてやってくる人もいます。ちなみにこの辺りでは当たり前のようにシカが歩いていますので、運転には注意しましょう。
稚内空港からレンタカーを借りた場合のオススメルートです。夕方頃ノシャップ岬につき、日が暮れたら開基百年記念塔から夜景を眺めるプランです。
札幌駅からオロロンラインを北上してきた人もまずは稚内副港市場からスタートすると、より観光を楽しめるでしょう。※稚内副港市場には観光案内所等もあります。
1．宗谷岬
天気の良い日は宗谷岬からサハリンを望むことができます。その距離わずか43キロ。決して遠くない海外です。
日本最北端到達というロマンを求めて訪れてみてはいかがでしょうか。ちなみに、岬内にある高さおよそ2メートル像は、これからサハリンに渡るという決意を秘め、対岸を望む間宮林蔵です。
さらに宗谷岬の背後には、日本最北の灯台や祈りの塔がある平和公園や、間宮堂という大きなホタテが入ったラーメンが名物の飲食店もあります。いずれも稚内にいることを実感させてくれる、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
| 所在地 | 北海道稚内市宗谷岬 |
2．ノシャップ岬
宗谷岬よりもより岬らしく突き出したノシャップ岬は、夕日の絶景スポットとして人気です。日の入りの30分前ごろには到着するのが望ましく、夕日が海に飲まれていく幻想的な光景を眺めることができます。
ノシャップ岬の背後にはノシャップ寒流水族館があり、館内には90トンの水量を誇る大迫力の回遊水槽で北の魚たちを観察することができます。
その他アザラシに餌をあげる体験など、生き物と触れあいながら学べるコーナーも用意されています。もし時間があれば隣接する稚内市青少年科学館にも立ち寄ると良いでしょう。
| 目的地 | 所在地 | 料金 | 営業時間 |
| ノシャップ岬 | 稚内市ノシャップ2 | ー | ー |
| 寒流水族館・青少年共通 | 稚内市ノシャップ2 | 大人500円
小・中学生100円 |
09：00～17：00 |
3．宗谷丘陵(白い道)
宗谷岬の背後に広がる宗谷丘陵は、周氷河地形とよばれる氷河期時代に作られた特殊な地形で、アイルランドの丘陵に似ているとも言われます。
丘陵では宗谷黒牛が放牧されていたり、大量の風車群があったりと日本とは思えない景色が広がっています。
そんな宗谷丘陵を歩いて楽しむ人も多く、宗谷丘陵フットパスというハイキングを目的とした道も整備されています。ショートコースは５㎞で２時間,ロングコースは11㎞で4時間を想定しており、のんびりと、そしてよりダイレクトに自然を楽しむことができます。
フットパスのコース内には白い道と呼ばれるホタテの貝殻が敷き詰められた真っ白な美しい道も含まれています。海に続くかのようなその白い道はインスタ映え間違いなしです。
| 所在地 | 稚内市宗谷村宗谷 |
4．北防波堤ドーム
今も昔も稚内のランドマークとして存在感を放つ、全長約420メートルに及ぶアーチ型のローマ風建築物は、戦前、稚内とサハリンを結ぶ稚泊航路の起点として重要な役割を担いました。
また、この場所は、戦後、サハリンから引き上げてきた人たちが母国を踏みしめる第一歩としての役割を果たしました。
そんな歴史ある北防波堤ドームは北海道遺産にも認定されており、また、今でも波や風から市民を守ってくれています。
海に向かって伸びる美しいアーチ型の建築物は、昼に見ても迫力がありますし、夜には派手なライトアップでこそありませんが、灯がともり幻想的な雰囲気を演出しています。
稚内に来たら是非見ておきたいスポットです。
| 所在地 | 北海道稚内市開運1 |
5．開基百年記念塔
1978年に稚内市の開基100年を記念して建てられた塔です。
１階と２階は間宮林蔵や樺太（サハリン）など稚内にまつわる歴史を展示する北方記念館となっています。
間宮林蔵は西蝦夷地（現在のオホーツク海から日本海沿岸にあたる地域）を測量しており、日本地図を作製したことで有名な伊能忠敬の調査と合わせて地図を完成させました。百年等記念館には伊能大図としてフロアに展示されています。
百年記念塔はその名の通り塔であるため、展望台も用意されています。展望台からは稚内を360度見渡すことができ、うねる宗谷丘陵を眺め渡すことができます。また、夜には夜景を楽しむことができます。
| 所在地 | 稚内市稚内公園 |
| 営業時間 | 09：00～21：00 |
| 料金 | 大人400円/小・中学生200円 |
まとめ
日本最北端の地、稚内。それだけでもロマンを感じさせる都市です。探検家間宮林蔵が当時どんな想いでここまでやってきたのか、歴史に想いを馳せるのもよいでしょう。
最初にちらっと出てきた副港市場では、お土産の販売や新鮮な魚、歴史を学べる樺太記念館もあるので、旅の初めに立ち寄ると一層観光が充実しますよ。
