例年1月下旬から3月上旬まで行われる氷瀑まつりは層雲峡温泉の冬を彩る一大イベントです。
ちなみに氷瀑と書いて「ひょうばく」と読みます。
氷像がライトアップされる幻想的な景色が広がる会場は、その景色もさることながら、その寒さもきっと体験として記憶に残るでしょう。
2023年の開催予定は、1月28日(土)~3月12日(日)です。
今年は明確な時間は明かされていませんが、例年であれば毎週土曜日の20:30からは花火の打ち上げられています!
氷瀑まつりの魅力
氷瀑まつりは、七色の光にライトアップされた夢幻の世界を表現する一大イベントです。
氷瀑まつりのライトアップは日本夜景遺産にも認定されているほどで、柔らかな光と、真っ白な氷壁が織りなす独特の美しさは一度はみてほしい景色です。
この幻想的で非日常的な空間を求めて、道内外各地から例年10万人を超える来場者たちが訪れます。
また、温泉街に位置することから、1泊2日で楽しむ方が多いのも特徴です。
2020年の会場では大きな氷像や、氷でできた酒場、氷瀑神社など見所が満載でした。また、お子様連れであっても大きな氷の滑り台があり、飽きることなく遊べていたように感じます。
ちなみに氷瀑まつりの「氷瀑」は滝から落ちる水が寒さで凍ったものを意味します。落ちていく水が氷るほどの寒い環境だからこそできる、ここならではのイベントとなっています。
2021年の氷瀑まつりの様子
例年と比べ規模が縮小したということではなさそうです。今年も色とりどりの幻想的なライトアップを楽しむことができます。
幻想的な氷の世界❄️
神社もありました⛩✨吹雪の中、会場の準備・運営・交通整理や警備などをしてくださっていた方々の努力には頭が下がります
長時間の冬道運転で連れてきてくれた彼にもいつもありがとう☺️ #猛烈感謝 #層雲峡 #氷瀑まつり pic.twitter.com/nIFsZtNkiw
— スロウな暮らし ՜ (@slow_na_kurashi) January 30, 2021
氷瀑祭りの開催期間・営業時間
例年開催時期は1月の下旬から3月の上旬ですが、2020年は緊急事態宣言を受け、3月の開催自粛していました。今年は2022年1月29日~3月13日に開催です。
無事開催されましたが、例年と比べると、時短営業となっているようです。
- 開催期間:1月28日(土)~3月12日(日)
- 営業時間:17:00~21:30
氷瀑まつり会場へのアクセス・料金
会場へのアクセスは以下のGooglemapを参考にしてみてください。
車で行く場合は雪道に気を付けましょう。また、豪雪地帯であり、さらに山道を通るため全体的に道路の流れは悪くなる場合がありますのでラジオなどで最新の交通情報をチェックしながら向かうことをオススメします。
※上の地図の青色のピンをタップすると経路検索することができます。
- 開催場所:上川町層雲峡温泉(特設会場)
- 入場料金:協力金として500円
氷瀑まつり会場付近の気温
氷瀑まつりが行われる層雲峡温泉付近は寒暖差が激しく、特に夜間と早朝の冷え込みは非常に厳しい地域です。下の表も参考にしていただき、万全の防寒対策の上、観光することをオススメします。
月/気温 | 最高 | 最低 | 平均 |
1月 | -4.2 | -14.1 | -8.5 |
2月 | -3.3 | -14.1 | -7.9 |
3月 | +1.0 | -9.3 | -3.5 |
会場内は圧雪された雪の地面ですので、滑りにくい靴を履いていくことをオススメします。また、この気温になるとマフラーや帽子、耳当てなど、できる限りの寒さ対策をしなければ必ずと言っていいほど後悔しますので、しっかりと準備しておきましょう。
氷瀑まつりに似た氷濤まつりとは
氷濤まつりは札幌圏からのアクセスが簡単な支笏湖で行われるイベントです。氷瀑まつりのように氷像がライトアップされ、幻想的な光景を見ることができます。
2022年の開催予定日は1月29日(土)〜2月23日(水・祝)で、開場時間は10時から20時。ライトアップは16時半から20時までです。
参考記事:氷濤まつりは2021年も開催!寒い支笏湖へはコロナ対策も万全に!
※上のマップ上の青色のピンをタップすると経路検索することができます。
氷瀑まつり会場は北海道有数の温泉街 層雲峡温泉
大雪山のふもとに位置する層雲峡温泉。
層雲峡温泉は渓谷に位置し、そのロケーションのおかげで、川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえたり、また美しい渓谷の風景や、冬の時期は雪見風呂を楽しむこともできる北海道有数の温泉地です。
単純に温浴効果だけでなく、視覚や聴覚からもリラックスさせてくれます。
肝心の泉質は単純硫黄泉が多く、お湯は無色透明です。
日帰り入浴できるホテルも比較的多いですが、遅くまでやっているところでも、営業時間が19時や20時ごろまでです。
宿泊された方が、よりゆっくりと過ごせますが、氷瀑まつりの時期は日の入りが早い(16時半から17時半頃)ので、早めに氷瀑まつりへ行けば実は日帰り入浴でも間に合ったりします。
まとめ
層雲峡の氷瀑まつりは今年で第47回を迎える伝統的なイベントです。
巨大な氷像が七色にライトアップされ、幻想的な光景が広がるのはもちろんのこと、氷濤まつりには無いデジタルアートや、アイスクライミング体験、大人でも楽しめる氷の滑り台体験があります。
柔らかな光に包まれに、氷瀑まつりへ行ってみてはいかがでしょうか。
非常に寒い環境でのイベントなので、防寒対策はお忘れなく。