札幌市内は地下鉄やJR、路面電車やバス、と交通網も十分発達しています。それだけに公共交通機関だけでも十分に楽しむことができます。
しかし、もっと楽しみたいという方はレンタカーでの移動がオススメです。札幌市の中心部を除けば、ほとんどの施設に駐車場があるので、安心して旅行できますよ。
ここも札幌?車が便利な札幌の観光地7選!
札幌観光に来たという人のほとんどは公共交通機関で回れるスポットを中心に回っています。しかし、そのほとんどは札幌市の中央区から出ていないことでしょう。
札幌市には中央区の他に9の区が存在します。地下鉄が通っていたりバスが通っていたりする場合がほとんどですが、本数が少なかったり乗り継ぎが面倒で行くのを断念してしまいがちでもあります。
せっかく札幌に来たのならば、行かないのはもったいない観光スポットを中心に7つ紹介していきます。
赤色ピンが今回の観光地です。タップすると所在地が表示されます。
1.モエレ沼公園(東区)
モエレ沼公園は、ファミリーで楽しめる憩いの場です。
彫刻家イサム・ノグチが手掛けた189ha(東京ドーム約40個分)もの広大な敷地を持つ公園で、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと作られました。
ガラスのピラミッドを中心に、自然を表現したスケールの大きな造作物が見ごたえありです。
中心部に位置するモエレ山からは札幌市内、主に東区から中央区の街並みを見ることができ、札幌市の広さを実感することができます。
モエレ沼公園は地元の人々も時折遊びに来る施設で、モエレビーチでは小さな子供たちが水遊びをしてはしゃいでいます。そんな地域住民からも愛される場を作ったイサム・ノグチのギャラリーがガラスのピラミッドにあります。
ノグチ関連の書籍や映像を閲覧することも可能です。
広い敷地を歩き回り、少し疲れたと思ったら、北のたまゆらというスーパー銭湯が道を挟んで向かいにあるので癒されましょう。
所在地 | 札幌市東区モエレ沼公園1-1 |
営業時間 | 7:00~22:00 |
2.旭山記念公園(中央区)
中央区界川地区にある旭山記念公園は、札幌市創建100年記念事業の一環で作られました。見晴らしの良い高台に位置するこの公園からは、札幌市内や石狩平野、天気のよい日は日本海まで一望することができます。
園内には今見えている景色の中で、どこに何があるかを案内する看板も設置されており、観光にも適しています。また、階段を降りれば噴水広場があり、夏でも涼し気に楽しむことができます。
日中に来れば、札幌市をはっきりと眺めることができますが、私のオススメは日が沈んだ後の時間です。
日本新大夜景として有名な藻岩山からの景色にひけをとらない夜景がこちらからも眺められます。
こちらはあまり道外の人には観光地として知られていないので、のびのびと楽しむことができるでしょう。駐車料金無料というのもうれしいオススメのスポットです。
すすきのの観覧車やテレビ塔など中心部のあかりを確認できる上、190万人が住む街の灯もきれいなので、ロマンチックな雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
所在地 | 札幌市中央区界川4丁目 |
営業時間 | 6:00~22:00 |
3.北海道開拓の村(厚別区)
北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物52棟を、市街地群、農村群、漁村群、山村群の4つのエリアに分けて展示する野外博物館です。
ところどころにガイドの方が立っていて、それぞれの建物について丁寧に教えてくれます。
北海道開拓の村は施設全体が展示物であるので、歴史を学ぶことができるのはもちろん、タイムスリップしたかのような感覚におちいる風景に、思わずシャッターを切りたくなります。
そのロマンあふれるレトロな街並みを十分に堪能したら、国内唯一の馬車鉄道にのって思い出をつくりましょう。童心にもどってわくわく感を楽しめます。
ちなみに冬は馬そりになりますが、どちらもなかなかできない体験で、せっかくなら乗っておきたいアトラクションです。
かなり穴場なスポットだと思いますが、行けばきっと誰かに話したくなるような思い出ができることでしょう。
所在地 | 札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 |
営業時間 | 9:00~17:00(最終入村16:30) |
入村料 | 大人800円,高校生以上600円,中学生以下無料 |
4.羊ケ丘展望台(豊平区)
ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)で有名なクラーク博士の像がシンボルの羊ヶ丘展望台。その名の通り夏には羊が放牧されています。
190万としでありながら、牧歌的で雄大な北海道らしさが残された風景を見ることができます。
羊ヶ丘展望台に訪れたら、クラーク博士の真似をして写真を撮るのがお決まりですが、ちょっとずつ違うポーズをしている方をよく見かけます。
特にみられるのは指をさしてしまう方です。特に夕時はちょうど太陽が沈む方角を指さす、なんだかしっくりくる構図になりますが、正解は自然に手を開いた状態です。せっかくならばっちりマネしちゃいましょう。
ちなみにクラーク像の台座には「大志の誓い」を書いて投函できるポストがあり、夢や希望を書いて投函するのも楽しみのひとつです。
この大志の誓いは、再び訪れたときに開示してもらうことも可能なので、投函した頃の自分の思いを振り返って読むことができるのも楽しいですね。
羊ヶ丘展望台にはジンギスカンが食べられる羊ヶ丘レストハウスをはじめ、さっぽろ雪まつり資料館やラベンダー畑、お土産コーナーや軽食販売が充実したオーストリア館などがあり、観光地として人気なのも納得できる施設が揃っています。
所在地 | 札幌市豊平区羊ケ丘1番地 |
営業時間 | 8:30〜19:00 |
入場料金 | 大人530円,小・中学生300円 |
5.白い恋人パーク(西区)
北海道のお土産と言えば白い恋人を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
この施設では白い恋人の製造ラインの見学ができるファクトリーコースをはじめ、チョコレートフレーバーの違いを楽しめるテイスティングコースやプロジェクションマッピングでのショーなども楽しめるプレミアムファクトリーコースが用意されており、ここでしかできない体験が提供されています。
スイーツワークショップやオリジナル缶づくりができたり、白い恋人パーク限定でしか味わえないスイーツやこお菓子があったりと、足を運んでくれた人が喜ぶ施設になっています。
白い恋人パークの園内は、色とりどりの花が植えられたイングリッシュガーデンが可愛らしく、写真映えします。
また、建物もお城のような形をしており、しっかりテーマパークにいる気分になれるでしょう。インスタ映えするスポットがたくさんあるので、ファミリーでもデートでも友達同士でもわくわくする時間が過ごせます。
ちなみに冬にはイルミネーションも楽しめます。きらきらと輝く電飾たちと、いろんな色に光る可愛らしいゆきだるまたちが、真っ白な雪に映えてロマンチックな雰囲気です。冬でもおすすめの観光地です。
所在地 | 札幌市⻄区宮の沢2-2-11-36 |
営業時間 | 9:00~18:00(最終受付17:00) |
体験料金 | 各種コースによる |
6.滝野すずらん丘陵公園(南区)
花、森、遊びがたっぷりの滝野すずらん丘陵公園は、四季折々の楽しみ方があります。
春はチューリップの花畑が本番を迎え、色とりどりの花壇に気分が上がること間違いなしですし、夏はラベンダーの華やかに香りと涼し気な川に癒されます。秋には紅葉やコスモスの花を眺めることができ、冬はスノーワールドに大変身します。
特におすすめのシーズンは5月下旬から6月下旬のチューリップの季節で、まるで美瑛の四季彩の丘のように、丘一面が天然のパレットのようになる様子は一見の価値ありです。美瑛まで行かずとも見れる穴場スポットとも言えますね。
穴場とはいえ、週末は札幌に住むファミリーを中心ににぎわいますが、気軽に行ける距離にあるというのはうれしいですね。
ちなみに近くに本当の穴場があるので、そちらを紹介します。少しテーマは違うのですが、巨大なモアイ像や、建築家安藤忠雄による頭大大仏がある不思議な空間の真駒内滝野霊園という施設が近くにあります。
霊園なので、観光地としてはオススメしにくい場所ではありますが、実際のところは外国人を中心にちらほら観光客を見かけます。
この真駒内滝野霊園は異世界にでも来たかのような不思議な感覚になるので、興味がある方はマナーをしっかり守ったうえで行ってみるのもありかもしれません。
所在地 | 札幌市南区滝野247 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
駐車料金/入場料金 | 普通車420円,二輪車150円/15歳以上450円 |
7.札幌中央卸売市場 場外市場(中央区)
60の専門店が並ぶ中央卸売市場の場外市場。よく二条市場と比較されますが、こちらの方が規模も大きくコスパのいいお店が多いように感じます。
食の王国北海道の、品質を見極めるプロたちが仕入れた海産物が並ぶ聖地です。そんなプロたちが仕入れた海産物を使った海鮮丼や、牡蠣のガンガン焼きなどが食べれるお店もあり、お土産を買いに行くだけでなくお腹を満たしに行くにも最適です。
場外市場は札幌駅から車でおよそ15分程度の場所にあり、二条市場よりはアクセスが悪いものの、決して遠いわけではありません。どちらに行くかはその後のスケジュールを考えて決めれば良いでしょう。
ただ、札幌市民の私がどちらに行くかをあえてお伝えするならばこちらの場外市場です。
決して安いというわけではありませんが、札幌市民の台所と呼ばれる市場の海産物のコスパは抜群ですよ。
所在地 | 札幌市中央区北11条西21丁目2-3 |
営業時間 | 6:00~17:00(飲食店は7:00から営業) |
1分でわかる観光地別ざっくりまとめ
モエレ沼公園
イサムノグチによる自然の彫刻。広大な公園
旭山記念公園
無料で夜景を一望できる穴場スポット
北海道開拓の村
明治~昭和初期へタイムスリップ
羊ヶ丘展望台
クラーク博士とツーショット
白い恋人パーク
工場見学で楽しくおいしく
滝野すずらん丘陵公園
四季折々の顔を持つ総合公園
場外市場
二条市場と並ぶ札幌の二大市場
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まとめ
札幌市内にもたくさんの観光地があるのにも関わらず、電車やバスのアクセスの悪さから避けられがちだったスポットを紹介してきました。
レンタカーを借りれば行ける範囲は大きく広がり、札幌以外にも足を運べるので、北海道旅行の際はレンタカーでの移動がオススメです。
レンタカーを借りた瞬間から札幌を出ようと考えるのも当然のことかもしれませんが、灯台下暗しとはよく言ったもので、足元の札幌の観光を見落としてしまいがちです。
どこか遠くに行くついでにでも、ぜひ札幌の観光地に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。