北海道は国土の約22%を占める日本最大の都道府県です。
そんな大きな北海道は、4つのエリアに分けて考えられ、それぞれ異なる特徴を持っています。この4つのエリアを行き来することは、例え道民であっても正直遠く感じます。
例えば、函館と札幌は5時間、稚内と札幌も5時間、網走や根室ならそれ以上に遠く時間がかかります。そのため各エリアの中で効率良く巡るのが旅を充実させるポイントとなります。
今回は、北海道第二の都市旭川を含む道北エリアにフォーカスして、観光地のご紹介をさせていただきますので、さくっと参考にしてみてください!
道北ってどこのこと?
北海道は大きく分けて4つのエリアに分割されています。そのそれぞれを道央・道南・道北・道東と呼び、それぞれのエリアの中に中心都市があります。
道北の場合は、北海道第二の都市、旭川です。
道北はオホーツク・留萌・宗谷・上川の4つの地方からできており、日本海に面し夕日の名所が連なるオロロンラインや、日本の最北端、稚内市。全国的にも有名な美景が楽しめる美瑛や富良野など見所満載のエリアとなっています。
道北エリアは旭川・留萌を境に雰囲気が大きく異なり、旭川・留萌より南側は札幌にも近く人口も比較的多い街が集まっていますが、旭川・留萌よりも北側はというと、街と街の距離感も遠く、またそれに伴いガソリンスタンドやコンビニの数も少なくなります。
さらに野生動物、とりわけシカに出会う確率が高くなり、自然を身近に感じられるエリアとなります。
道北の歩き方
旭川を除く道北エリアの観光には車が必須と考えて良いでしょう。電車は宗谷本線を除き廃線となっており、バスも無い訳ではないですが、やはり本数が少なく小回りもききません。
稚内空港やと旭川空港であれば羽田からの直行便が確保されているので、素直に利用するのが吉です。あるいは各地から新千歳空港へ飛び、電車・バスで目的地まで移動の後はレンタカーを借りるのも有りです。
また、気候としては旭川などの内陸部は夏は暑く冬は寒く、沿岸部は夏はおおむね30℃を下回る快適な気候推移するものの、冬はやはり寒くなります。
いずれのエリアも豪雪地帯となり、気温マイナス10℃は当たり前の世界ですので、冬の服装には注意してください。夏に関しても羽織るものが一枚あるとベターです。
道北の代表的な観光地
稚内
日本最北の街稚内。ロマンを求めて全国各地から観光客が集まります。
日本最北端として有名な宗谷岬、夕日の名所として知られるノシャップ岬、また、インスタ映え間違いなしの白い道など丸一日楽しめる観光地が集まります。
これらの観光地とされる場所でなくとも、独特な地形の宗谷丘陵に黒牛が放牧されていたり、街中にシカが現れたりと、自然を楽しむことを目的としているならば、きっと満足できるでしょう。
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旭川・層雲峡
北海道第二の都市旭川。
特に旭山動物園は有名で、その有名さに恥じない充実の施設には、あざらしの円柱やペンギンの水中トンネルなど見所満載である他、人気動物たちのモグモグタイムなどのイベントもあり、好きな人であれば丸一日いても飽きないことでしょう。
層雲峡は、旭川から気軽に行ける距離の温泉郷で、冬には氷瀑祭りを開催する観光地です。旭川から向かう道中には銀河の滝や流星の滝、また、層雲峡から一足延ばせばタウシュベツ橋梁などの絶景ポイントもあります。
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富良野・美瑛
もはや言わずと知れた名観光地である富良野と美瑛。
富良野と言えばラベンダー。美瑛と言えば青い池でしょうか。
その他にも訪れたい観光地はたくさんあり、ケンとメリーの木やセブンスターの丘、四季彩の丘になどとにかく綺麗な景色が満載です。
富良野・美瑛エリアはまとめての観光がオススメです。道北と言えど札幌から下道でもいけるこのエリア。ふらっと日帰りでも良いかもしれません。
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オロロンライン
北海道の北西部をひた北上するオロロンライン。
札幌方面から稚内を結ぶ国道231号、232号の愛称で、延々と海沿いを走り続けるドライブが気持ちいいルートです。
総延長300キロを超えるそのルートは、ほとんどの場合、どの地点にいても夕日が日本海に沈む最高のロケーションにあります。
稚内までの途中、石狩や留萌、羽幌や苫前などに観光スポットが点在しているので、休憩もかねて立ち寄りながら、のんびり走るのをオススメします。
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道北まとめ
道北は大きく二つに分かれており、大自然をテーマに旅するなら、旭川以北、都市型の観光を楽しみたいなら旭川近郊です。
同じ道北と言えど、旭川と稚内は車で3時間ほど離れており、近いわけではありません。時間に余裕がない場合は、道北の中でも行きたいエリアをピックアップして、行動範囲をできるだけ狭くするようにすると充実度アップです!
一方で、ドライブを楽しみたいのならオロロンラインを経由するのもアリです。
ちなみに車の走行速度は全体的に速く、観光地近辺を除いては渋滞はほとんど発生しないので快適なドライブを楽しめます。