夏は暑く冬は寒い。北海道の内陸部の気候は四季をはっきりと感じることができます。
夏の昼間は35℃程度まで上がることもあり、冬の夜には-20℃まで下がる日もある、そんな厳しい気候が育む絶景の数々に感動すること間違いなしです!
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緑あふれる帯広・十勝と雲海テラスの魅力6選!
帯広までは札幌から高速でおよそ3時間、途中SA・PAは3つ程度しかないため、見つけたら休憩するのがベターです。
牧場のある牧歌的な風景が広がる帯広・十勝エリアには、銘菓六花亭や三方六で有名な柳月の本社があります。
また、帯広地方は畜産が盛んで、豚丼が有名です。その他牛トロ丼やインデアンカレーなどご当地B級グルメもあり、グルメ旅にも困りません。
トマムは言わずと知れた雲海テラスが有名で、道東自動車道を走っていると見えてくる、大自然に対していかにも不釣り合いなタワー群が星のリゾートトマムです。
雲海テラスが見たいならこちらに1泊がオススメです。
青色ピンが今回のオススメ観光地です。タップすると所在地が表示されます。
オススメルート
雲海テラス→千年の森→幸福駅→旧愛国駅→帯広競馬場(ばんえい競馬観戦)→十勝川温泉(宿泊)→ナイタイ高原→しかりべつコタン
札幌から雲海テラスへは約2時間(新千歳空港からなら約1時間半)で到着します。雲海テラスへは日帰りでも行けるので早朝出発でもOK、もちろん宿泊できるのがベストです。
1.雲海テラス
トマムの山合いに雲が立ち込める雲海テラス。朝日が覗く早朝の雲海は息をのむ絶景です。
雲を上から眺める雲海テラスへは、標高1,088mの山頂駅へゴンドラでアクセスします。ゴンドラの運行時間は早朝5時から8時とわずか3時間です。さらに雲海に出会える可能性はわずか40%と半分以下です、ふらっと立ち寄って見学するのは実はかなり困難なのです。
少しでも確立を上げるならより早い時間の方がオススメで、確実に見たい人は前日15時までに発表される雲海予報をチェックしましょう。
雲海の種類は大きく3つに分けられており、迫力ある動きに感動する太平洋産雲海、雲を突き抜けるホテルが印象的なトマム産雲海、雲海テラスから見える山々にまとわりつくように見える悪天候型雲海があります。
悪天候型雲海という名の通り、天気が悪いからあきらめる、と言うものではないのも、行けばいいのかをさらに悩ませます。
運よく雲海が見れれば、雲海テラスの代名詞ともいえるクラウドウォークや直径10メートルのクラウドプールからの眺めは最高の思い出となるでしょう。
しかし雲海が見られなったからといってがっかりすることはなく、そもそもここからの景色は絶景なのです。また、山頂にあるてんぼうかふぇでは、ひんやりとした清々しい空気を感じながらコーヒーを飲むこともできます。
所在地 | 勇払郡占冠村中トマム |
ゴンドラ運行時間 | 05:00~08:00 |
料金 | 大人1,900円/小学生1,200円/ペット500円 |
2.幸福駅
旧国鉄広尾線の駅舎で、その駅名「幸福」にちなんで、幸福ゆきの切符を販売している素敵な観光スポット。幸福駅の駅舎には願い事を書いて貼り付けることもできますし、鳴らすと幸せになると言われている鐘もあります。
また、旧駅舎の面影を残すその建物自体がノスタルジックであり、また当時の車両も残されているため写真映えも狙えます。
しあわせ祈願に行くのもよし、インスタ映えもよしの観光スポットです。ぜひ旅の寄り道にいかがでしょうか。
ちなみに愛国駅という駅もあり、よく「愛の国から幸福へ」とセットで紹介されます。このどちらの駅も恋人たちの聖地にも選ばれているため、カップルで訪れる方が多いという特徴もあります。
幸せを願い海外から訪れる方もいるくらいの、隠れ人気のスポットでもあります。
時間に余裕があれば、幸福駅だけでなく、あわせて愛国駅にも訪問するのがベターですが、愛国駅にはハート型の噴水やSLの展示などがあるので、あえてこちらだけでも十分かもしれません。
所在地(幸福駅) | 帯広市幸福町東1線 |
所在地(愛国駅) | 帯広市愛国町基線39-40 |
営業時間 | 愛国駅のみ08:00~17:00/幸福駅は見学自由 |
3.十勝千年の森
THE・北海道を感じる、芝生の丘が波打つ大地の庭。
北海道ガーデン街道の1つで、千年後の人類にかけがえのない財産を遺すというテーマのもと、イギリスのガーデンデザイナー、ダン・ピアソによって設計されました。
中でもアースガーデンとメドウガーデンは、英国ガーデンデザイナーズ協会賞の選考において、日本初の最高位大賞グランドアワードを受賞した世界的に美しい庭園として認められています。
アースガーデンでは、その北海道らしさを存分に表現した美しい庭園を眺めながら、きままにセグウェイ体験ができるセグウェイツアーもあり、要予約ですがオススメです。
そのほか、自然とアートが融合するこの森には現代アートも点在しており、気になる作品に目を奪われる楽しみもあります。
また、放牧場では、ヤギや羊がゆったりと草をモグモグする牧歌的な風景を眺めることもでき、園内のゴートファームではエサやりを通じてヤギや羊と触れ合うことができる充実した観光スポットとなっています。
所在地 | 水町羽帯南10線 |
営業時間 | 09:00~17:00 |
入園料金 | 大人1,200円、小・中学生600円、幼児無料 |
4.ナイタイ高原牧場
日本で一番広い公営牧場で、その敷地面積はなんと約1,700ha(東京ドーム358個分)です。
2019年にオープンしたナイタイテラスからは牛が自由に歩き回っている姿や十勝平野を一望することができ、他ではまず見ることのないいかにも北海道らしいのどかな風景が広がっています。
展望カフェでは軽食を楽しむことができるので、一休みにも最適です。ちなみにソフトクリームにはウシソフトというショコラとバニラのミックスソフトがあり絶品です。
ナイタイ高原の入り口ゲートからの約7㎞続くドライビングルートは丘陵の起伏とどこまでも広がる牧歌的な風景が日本とは思えない美しさです。近くまで来たら絶対にドライブしてほしい道です。
所在地 | 上士幌町字上音更128-5 |
5.十勝川温泉(彩凛華)
世界的にも珍しい茶褐色のモール泉。植物性の有機物を多く含むモール泉は、美人の湯とも言われ、お肌がツルツルになります。
北海道遺産にも選定されており、お肌に優しいモール温泉は国内外問わず多くの観光客から選ばれています。十勝川温泉は帯広の近郊に位置するので、このエリアで宿泊するならモール泉の湧く十勝川温泉がオススメです。
ちなみに厳寒の冬の十勝川温泉では彩凛華という光と音のファンタジックショーを開催しています。600個の電球とLEDを使用した三角形の光のオブジェたちが音に合わせて何色にも光る幻想的なイベントです。
あたり一面に浮かび上がる彩り豊かな柔らかな光に包まれてみてはいかがでしょうか。
所在地(彩凛華会場) | 河東郡音更町十勝川温泉北14丁目 |
6.然別湖(しかりべつ湖コタン)
大雪山国立公園の南端、東大雪地域にある自然豊かな湖、然別湖。夏はネイチャーセンターでカナディアンカヌーなどのレジャーが楽しめます。
原生林に囲まれた天空の湖は、晴れた日は周囲の景色を反射し、逆さまになった世界を見ることができます。
夏でもオススメの然別湖ですが、最もオススメのシーズンは冬です。
冬になると幻の村、しかりべつコタンが出現します。何を言っているんだと思われるかもしれませんが、氷できたひとつの村が現れるのです。
厳寒の冬、然別湖は完全に凍結します。その凍結した湖面に雪のブロックを積み重ねてつくる建物であるイグルーが出現するのです。巨大なイグルーの中は昼間はカフェ、夜はバーとして提供されており、それぞれが違った顔見せる幻想的な空間となっています。
しかりべつ湖コタンの象徴的な建物と言えば、一番奥に位置するアイスチャペルです。夜になるとキャンドルがたかれ、柔らかい光がほのかに暖かさを感じさせてくれる優しい空間になっています。異世界に来たかのような錯覚を起こす幻想的な空間でもあり、オススメです。
当然ですが、このしかりべつ湖コタンは冗談抜きに寒い場所です。完全防寒で行かなければ絶対に後悔するでしょう。服装にはお気をつけてください。
しかし寒いだけのしかりべつ湖コタンではありません。なんと氷上に源泉かけ流しの露天風呂まで作られているのです。入浴時間は朝6時半から夜10時まで。男性専用が夜6時から夜8時、女性専用は夜8時から夜10時までです。
北海道でもここにしか出現しない氷と雪の幻の村、絶対に行きたい観光スポットです。
所在地 | 鹿追町北瓜幕 |
+α熱気球体験(十勝ネイチャーセンター)
パッチワークの畑が眼下に広がる地上30mの気球体験。
十勝ネイチャーセンターでは気軽に、そして十分に自然を体感できるアクティビティを用意しています。ラフティングやファットバイクツアー、そして熱気球体験です。
十勝平原を一望できる熱気球体験は、とにかく集合時間が朝早いので注意が必要です。なお、この体験には予約が不要なので、たまたま早起き出来たら行ってみようか、くらいでもOKです。
遠くは日高山脈まで望むことができ、真下を流れる十勝川のきらきらが清らかで美しいです。日本にもこんな大自然が残っていたということを実感させてくれる場所です。
集合場所(十勝が丘公園) | 音更町十勝川温泉北14 |
気球体験集合時間 | 06:00~07:30 |
料金 | 大人2,300円/小学生以下1,800円 |
1分で分かるざっくり観光地別まとめ
雲海テラス
いわずと知れた雲海の名所
幸福駅
愛の国から幸福へ。かつての駅舎は映えスポット
十勝千年の森
北海道を感じるガーデン街道のひとつ
ナイタイ高原牧場
日本とは思えないのどかな光景が広がる
十勝川温泉
モール泉。冬は光と音の彩凛華に気分が上がる
然別湖
冬限定で現れる街。しかりべつコタン
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まとめ
北海道らしさを求めてやってくるならば帯広・十勝で間違いありません。また、感動の景色を求め、これらのエリアから近いトマムにも寄っておきたいところです。
十勝平野は北海道のド真ん中に位置し、アクセスが悪いように思われがちですが、このエリアには空港もありますし、札幌からJRで特急に乗れば2時間半から3時間程度で到着します。
圧倒的なスケールで北海道らしさを感じることができる十勝・帯広・トマムエリアに足を運んでみてはいかがでしょうか。