観光

冬の北海道を観光するには?気温・交通・服装・靴の基本情報を紹介

北海道の冬は見所満載のオススメの旅行先です。

しかし冬の北海道は非常に寒く、日中の気温がプラスであれば「今日はあたたかいね」という話になるほどです。

また、寒い北海道では一度降った雪はなかなか溶けません。これを根雪と言い、この根雪の状態がおよそ3か月ほど続きます。

この記事では冬の北海道観光をより快適で楽しいものにするためのポイントをご紹介させていただきます。

冬の北海道旅行の基本情報

北海道の冬は雪のある景色やウインタースポーツ、そしてグルメで賑わうシーズンです。

せっかくなら快適に旅行していただきたいので、地元民なら常識と言える、北海道の冬を過ごす基本的なポイントをご紹介させていただきます。

服装・靴・傘

 

冬のシーズンは毎日のように気温がマイナスになるエリアです。地元民はオシャレよりも防寒対策を優先しています。

また、雪が降っても大丈夫なように、防水性に優れた服や靴を選ぶ傾向があります。ちなみに北海道民は雪が降っていても傘をさすことはほとんどありません。だいたいの方がフードを被るか、フードさえ被らないかとなります。

車・電車・バス

車・レンタカー

北海道の道路は広いことで有名です。しかし、広いと感じるのは雪の降らないシーズンだけです。冬の北海道を車で移動する場合は通常に1.5倍から2倍程度の時間がかかると考えておきましょう。

なぜなら冬の北海道では車線が1レーン分雪で埋め尽くされる場合がありますし、雪道が滑るため、できるだけ滑らないように速度を抑えた運転が必要だからです。また、郊外や高速道路ではホワイトアウト現象に遭遇する場合もあります。

もし、車やレンタカーで観光する場合は、必ずスタッドレスタイヤを履いた車で、4WDであることが望ましいでしょう。

電車・バス

北海道内を走る電車はJRと地下鉄,路面電車の3種類です。このうち地下鉄は札幌市内でのみ運行されているため、そのほかの地域では基本的にはJR,函館エリアなら路面電車も含む移動となります。

冬の交通手段の特徴(表)
冬の交通 定時性 速達性 快適性 旅行感
JR
地下鉄
路面電車
高速バス
バス ×

上の表のように、地下鉄はほとんど定時運行ですが、他の交通手段を選ぶと遅れる可能性があります。

新千歳空港からの移動にはほとんどの場合高速バスかかJRを利用することになるかと思います。そのため、定時性は少々不安です。

JRの場合は除雪が必要な時(短時間に大量の雪が降った時など)に遅れる傾向があり、高速バスの場合は道路状況による遅延(事故やホワイトアウトなど)が見込まれます。

路線バスに関しては地元民は常時遅れてくるものだと認識するほどです。これは地域柄避けられないことなので、利用する場合は時間にゆとりを持ちましょう。

12月の気温・オススメの服装

12月は冬のシーズンの中では比較的暖かいですが、各地で根雪が始まるシーズンです。この時期に観光に行くようであれば、オシャレなコートでもOKですが、足元は滑りにくい靴を選びましょう。

平均気温(最高/最低) 道央(札幌):+2.1/-4.1

道北(旭川):-0.1/-8.0

道東(釧路):+2.8/-7.0

道南(函館):+4.0/-3.4

服装 厚手のコート/ダウン・(マフラー)
足元 滑りにくい靴であればOK

1月の気温・オススメの服装

1月は寒さのピークです。防寒着はダウンがオススメで、足元もスノーブーツ、あるいは撥水性・防滑性に優れた靴をオススメします。また、手袋・マフラーも必須です。

平均気温(最高/最低) 道央(札幌):-0.6/-7.0

道北(旭川):-2.9/-11.4

道東(釧路):±0.0/-10.7

道南(函館):+1.1/-6.3

服装 ダウン・手袋・マフラー・(ニット帽)
足元 スノーブーツがオススメ

2月の気温・オススメの服装

2月は最も雪が残っている時期です。除雪にも限界があるため、アスファルトを見ることはほぼありません。滑らない靴とダウンでの旅行をオススメします。また、1月と同様にマフラーや手袋もあると良いでしょう。

平均気温(最高/最低) 道央(札幌):+0.1/-6.6

道北(旭川):-1.8/-10.1

道東(釧路):-0.3/-10.5

道南(函館):+1.7/-5.8

服装 ダウン・手袋・マフラー・(ニット帽)
足元 スノーブーツがオススメ

冬の北海道旅行までに準備したいアイテム

防水性・防滑性に優れた靴

雪に慣れていないと必ずと言ってよいほど転びます。転倒防止のため、必ず滑りにくい靴を準備しましょう。また、除雪が不十分な道を歩くこともあるので、撥水性にも優れた靴を選ぶと良いでしょう。できればブーツの形状をしたものがオススメです。

手袋

こちらも防寒対策のために必須です。12月であれば辛うじて不要かもしれませんが、大きな荷物になるものではないので準備すると良いでしょう。こちらに関しては通常の観光であれば撥水性は気にせずともOKです。

マフラー

マフラーは必ずと言ってよいほど外せないアイテムです。もちろんネックウォーマーでも構いません。首元から侵入する冷機をシャットアウトすることで、体感温度が上がります。

ダウン

12月を除き必要だと考えて良いでしょう。ダウンは撥水性にも優れているので、万が一転んだ時に、冷たい雪が染みることを防いでくれます。また、建物へ入る際に、雪を払う際もダウンだと非常に楽です。

 

お得な掲示板

どんなに暖かい手袋よりも、スマホをタッチできる手袋の方が便利かもしれません。外で手袋を外すのは思いのほか面倒くさいですし、そして何より手がかじかんで操作しにくくなります。

ニットの帽子もあると便利です。耳当てなどでも良いのですが。ニット帽は転んだ時に頭への衝撃を和らげてくれます。圧雪された雪はアスファルト並みに固いので、万が一に備えて準備しておくと安心です。

まとめ

冬の北海道観光には防寒対策が重要です。防寒対策さえすれば、この時期の観光は非常にオススメです。さっぽろ雪まつりをはじめとする「雪」がテーマのイベントやイルミネーション、ゲレンデのパウダースノーも格別です。

そして暖かい味噌ラーメンなどのグルメが体に染みわたる季節でもあり、すすきの界隈の散策もひとつの楽しみとなります。

寒いことは間違いなく事実ですが、しっかりと準備をして旅行に行けば、きっと満足できるシーズンです。