北海道を観光するには？気温・服装・イベント・日の入り・航空券など

このページでは北海道の気候の簡単な紹介と、オススメ観光地をしています。

北海道の基本情報

北海道は本州や四国、九州・沖縄とは全く違う気候であり、亜寒帯に属する寒冷地です。

しかし寒冷地といっても春夏秋冬はあり、また、それがハッキリとしているのがいいところです。４つのシーズンそれぞれの良さがあり、シーズンごとのオススメの観光地も紹介していくので、最後まで気になることをチェックしてみてくださいね。

北海道のシーズン別基本情報

12か月それぞれの特徴をまとめました。オススメ観光地もあわせて要チェック！

下のメモを読んでもらえるとよりすんなりと情報が入ってきますので、さらっと目を通してみてください。

それでは、せっかく北海道に来たならたくさんの思い出を残せるように、基本情報をお伝えさせていただきます。楽しんでいってくださいね！

春（3月，4月，5月）

３月

北海道の３月はまだ雪が残っており、日中を除けば当たり前のようにマイナス気温になります。そのため本州ではシーズンオフになりつつあるスキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむことができます。道外の人の感覚では普通に真冬ですので、厚手のコートやダウンが必要となるかもしれません。

平均気温	4.0/0.6/-2.9
日の出/日の入	6:11-5:18/17:24-18:00
服装	厚手のコート、ニット、ブーツorスノーブーツ
航空券	普通
イベント	しかりべつ湖コタン：１月下旬3月中旬まで凍結湖の上に町が出現

オススメ観光地

• 1位　札幌

まだ雪が残る札幌。駅近郊でも観光地が多数あり暇にはならないド定番。

• 2位　小樽

札幌に次ぎ北海道を代表する観光都市。３月でも見所満載です。

• 3位　室蘭

工場夜景で有名な室蘭。比較的雪が少なく登別温泉も近いです。

 

４月

雪が徐々に解けてアスファルトが顔を出し始めるシーズンです。しかしながらべちゃべちゃの雪や水たまりが多く歩きにくいシーズンでもあります。しかし山間部はまだまだ雪景色であり、この頃でもウインタースポーツを楽しむこともできます。４月のメリットはウインタースポーツができることと航空券が安いことです。景色が目的の人はもう一か月我慢しましょう。

平均気温	11.5/7.1/3.2
日の出/日の入	5:17-4:30/18:01-18:35
服装	薄手のコートor革ジャン、シャツ、ブーツorスニーカー
航空券	安い
イベント	大規模イベント無し：ゆっくり観光できる

オススメ観光地

• 1位　函館

北海道内では一足先に春を迎える函館はこのシーズンでもナイスなチョイス。

• 2位　ニセコ

冬のイメージがあるニセコ。雪解け後のラフティングは増水してて半端じゃないです！

• 3位　襟裳岬

えりもの春は何もない春です。でおなじみの襟裳岬。北海道の広さを実感します。

 

５月

北海道ではゴールデンウィーク頃に桜の見ごろを迎えます。特に函館市の五稜郭公園の桜は見事で、園内の五稜郭タワーからはあたり一面の桜を見下ろせます。そしてちょうどこの頃には札幌市の大通公園でも花畑が色づき始め、やっと春らしい景色が見られるようになります。とはいえ、ゴールデンウィーク期間でも最高気温が10度を下回る日も見られるので、薄手のコートやジャケットを羽織っての移動がベターです。

平均気温	17.3/12.4/8.3
日の出/日の入	4:28-3:58/18:36-19:07
服装	薄手のコートorカーディガン/シャツorパーカー/スニーカー
航空券	GWを除けば安い、GWは高い
イベント	五稜郭公園夜桜ライトアップ：GW期間を中心に桜がライトアップ

オススメ観光地

• 1位　函館

桜が満開のシーズン！五稜郭公園の桜は夜間ライトアップのイベントも。

• 2位　東藻琴

ピンクのネモフィラかのような芝桜が丘一面をピンクに染める段違いの可愛らしさ。

• 3位　滝川

菜の花祭りが行われます。あたり一面元気な菜の花畑が広がります。

夏（6月，７月，８月）

６月

ようやく最高気温が20度を超えだす時期です。北海道の6月は比較的過ごしやすい気候で、また、梅雨がないことでも有名です。そのため非常に観光しやすいシーズンであります。魚介類も旬のものが多く、来てがっかりすることはほとんどないでしょう。６月の欠点は祝日がなく北海道に来にくいことです。しかし、有給休暇がとれたり、学生で時間がある人なら、航空券も安くとてもお得なシーズンです。

平均気温	21.5/16.7/12.9
日の出/日の入	3:58-3:58/19:07-19:18
服装	羽織るもの１枚、シャツorTシャツ、スニーカー
航空券	安い
イベント	YOSAKOIソーラン祭り：上旬の５日間、大通公園で踊り子達が乱舞

オススメ観光地

• 1位　後志・積丹

後志（しりべし）地方は小樽から一足延ばして。積丹（しゃこたん）ブルーの海に感動！

• 2位　知床五湖

世界遺産のどこまでも続く自然をダイレクトに体感。ガイドツアーもあります。

• 3位　釧路湿原

湿原内の遊歩道で気分をリフレッシュ。せっかくなら北海道の東端根室も目指しましょう。

７月

ハイシーズンです。ようやく夏らしい暑さを感じることができます。とはいっても湿度が低くカラっとした爽やかな暑さで、気温も30度を上回ることはほとんどありません。快適なだけに７月の北海道は人出も多く、どこも賑わいをみせています。特に休日は大渋滞が発生する観光地もあります。しかし時間をかけてでも行くべきところが多くあるのも事実です。山も花もここぞとばかりに生命の息吹を放ちます。海開きが行われるのもこの時期です。

平均気温	24.9/20.5/17.3
日の出/日の入	3:59-4:24/19:18-18:57
服装	シャツorTシャツ、スニーカーorサンダル
航空券	全体的に高い
イベント	さっぽろ夏まつり：７月下旬から大通公園にビアガーデンが出現

オススメ観光地

• 1位　オロロンライン

とにかく沿岸をドライブするならこのシーズン。夕日の名所の連続です。

• 2位　小樽

やっぱり夏がベストシーズン！青の洞窟でひんやりしましょう。

• 3位　雲海テラス

朝寝坊厳禁です。しかも日の出の前からなんて。でもその分感動は爆発します！

 

８月

北海道民の感覚では北海道の夏はお盆までです。お盆を過ぎると少しずつ秋の足音が聞こえてきます。とは言っても実は平均気温がもっとも高いのは８月です。半袖短パンサンダルでも問題なく歩けるでしょう。基本的には７月の北海道と変わりませんが、道内各地で夏の終わりを締めくくる花火大会が多く行われる季節です。７月下旬から８月の中旬までであれば、ふらっと来ても花火を見ることができるかもしれません。

平均気温	26.4/22.3/19.1
日の出/日の入	4:25-4:58/18:56-18:11
服装	Tシャツ、スニーカーorサンダル
航空券	お盆をピークとし高い
イベント	さっぽろ夏まつり：お盆前まで大通公園にビアガーデンが出現

オススメ観光地

• 1位　美瑛・富良野

天然のパレットと華やかなラベンダーは実はお隣さん。まとめて観光がベター。

• 2位　阿寒湖・摩周湖

霧立ち込めるこのエリアは雲海の出現も。また北海道の中でも涼しく避暑には最高。

• 3位　稚内

最北端を楽しむなら真夏しかないでしょう。暑さ対策は不要です。

秋（９月，１０月，１１月）

9月

９月になると一気に秋になります。残暑という言葉とはほとんど無縁の北海道。中旬からは紅葉が始まります。ただし、コートを羽織るほど寒くなる訳でもなく、夏ほどではないが、花々も咲いており、紅葉へとかわるグラデーションを楽しめるシーズンでもあるので、意外と穴場のシーズンです。旅行客の数も減り、航空券も比較的安くなっています。

平均気温	22.4/18.1/14.2
日の出/日の入	4:59-5:31/18:10-17:18
服装	羽織るもの１枚/シャツorTシャツ/スニーカー
航空券	比較的安い
イベント	オータムフェスト：大通公園に食と酒の屋台が大規模に出そろう

オススメ観光地

• １位　函館

道内では比較的暖かく観光しやすい。イカに五稜郭に赤レンガととにかく盛沢山！

• 2位　帯広

夏は暑く冬は寒いのでこの季節に。豚丼が有名。十勝川温泉のモール泉もGood!

• 3位　洞爺湖

徐々に色づき始めた紅葉をみながらゆったりカヌー体験なんてどうでしょうか。

１０月

紅葉を楽しむシーズンと考えると良いでしょう。雪見風呂が目的でないのであれば、露天風呂など景色を楽しめる温泉には１０月までに行っておくのがベターです。このシーズンの北海道は観光客も一段落し、道も空いていて快適にドライブを楽しめます。服装はコートや革ジャンを羽織る程度で良いでしょう。

平均気温	16.2/11.8/7.5
日の出/日の入	5:32-6:08/17:16-16:28
服装	薄手のコートorパーカー、シャツor長袖Tシャツ、スニーカーorブーツ
航空券	安い
イベント	大規模イベント無し：ゆっくり観光できる

オススメ観光地

• １位　美幌峠

紅葉の景勝地。北海道民が感動するレベルの圧倒的スケールの紅葉ドライブ。

• 2位　登別温泉

間欠泉を間近でみることもできます。紅葉シーズンの露天風呂は最高の一言。

• 3位　定山渓

紅葉を眺めながらお風呂に入る贅沢を。かっぱ伝説があったりもします。

 

１１月

少々辛口ですが、もっともオススメしないシーズンです。航空券や宿泊施設は確かに安いのですが、観光地はほとんどがクローズ、あるいは営業時間を短縮しています。また、ゲレンデがオープンする前でもあるので、４月のように食か歴史を楽しむ目的でないのならば避けるのがベターです。

平均気温	8.5/4.9/1.3
日の出/日の入	6:09-6:45/16:27-16:01
服装	厚手のコートor革ジャン、パーカーorニット、スニーカーorブーツ
航空券	かなり安い
イベント	青い池ライトアップ：夜間青い池がライトアップされる

オススメ観光地

• 1位　ウポポイ

2020年7月オープンの国立民族博物館。ウポポイのある白老町は白老牛で有名。

• 2位　阿寒湖・摩周湖

11月だとしてもニューアカンホテルの屋上スパに浸かりながら見る星空は感動もの。

• 3位　小樽

札幌から車で40分。アクティビティはシーズンオフだが、堺町通は年中無休。

冬（１２月，１月，２月）

１２月

雪の始まりです。空気が澄んでおり夜景がより一層綺麗になる１２月はからは、イルミネーションが始まり、再び街に色が戻ります。また、１２月初旬にはほとんどのゲレンデがオープンしているのでスキー・スノーボードも楽しめます。牡蠣や毛ガニ、アワビなどが旬の季節であり、食べ物も十分に楽しめます。

平均気温	2.1/-0.9/-4.1
日の出/日の入	6:46-7:06/16:01-16:09
服装	厚手のコートorダウン/ニット/ブーツorスノーブーツ
航空券	年末を除き比較的安い
イベント	ミュンヘンクリスマス市：大通公園にクリスマスの屋台が出そろう

オススメ観光地

• 1位　函館

函館山からの夜景は冬の澄んだ空気でより美しく。赤レンガ倉庫群がロマンチック。

• 2位　札幌

寒い冬でも徒歩圏の観光地が多数。すすきのの後のラーメンが身に沁みます。

• 3位　定山渓

雪見風呂体験に。豊平峡温泉のカレーも本格的な味で口コミが高いです。

冬の北海道の詳細な情報はコチラ↓

冬の北海道を観光するには？気温・交通・服装・靴の基本情報を紹介

こちらの記事で、冬に特化した記事をお読みいただけます。ぜひご参考ください。

１月

寒さが本格化し、ダウンコートなしには外を歩けないシーズンです。また、足元は全面が雪か氷なので、この時期はスノーブーツなどの滑らない靴をオススメします。この時期の北海道は正直どこにいっても雪が積もっているので、それだけで北海道らしさを感じることできますし、雪見風呂は露天風呂さえあればどこでも楽しめます。雪道に慣れていない人は公共交通機関の利用をオススメしますが、もしレンタカーを借りるなら、確実に４WDを選らんでください。

平均気温	-0.6/-3.6/-7.0
日の出/日の入	7:06-6:52/16:10-16:44
服装	ダウン/ニット/スノーブーツ
航空券	年始以外は安い
イベント	支笏湖氷濤まつり：凍結湖面がカラフルにライトアップ

オススメ観光地

• 1位　 層雲峡

層雲峡氷瀑祭りは道内最大級の雪のテーマパーク。旭川市近郊に位置し温泉で有名。

• 2位 　支笏湖

　　支笏湖氷濤まつりが開催されます。秘湯である丸駒温泉でワイルドに雪見風呂も。

• 3位 　ニセコ

北海道屈指の冬のリゾート。パウダースノーを求め海外から来るスキーヤーも多数。

 

２月

春の足音ははどこへやら。冬の本番は２月です。さっぽろ雪まつりが開催される２月は国内外問わず観光客でにぎわいます。１月と同じように当然のように気温はマイナスで、最高気温がプラスになる日があれば、今日はあったかいねという感覚です。さらにもっとも積雪量が多くなる時期でもあり、まさに北海道であることを実感できます。

平均気温	0.1/-3.1/-6.6
日の出/日の入	6:51-6:12/16:46-17:23
服装	ダウン/ニット/スノーブーツ
航空券	全体的にやや高い
イベント	さっぽろ雪まつり：巨大雪像が大通公園に出現

オススメ観光地

• 1位　札幌

さっぽろ雪まつりは必見。すすきのにある氷像もしっかりチェック！

• 2位　網走

ガリンコ号やオーロラ号で流氷に感動！網走監獄で北海道開拓の歴史の勉強も。

• 3位　ニセコ

パウダースノーは転んでも痛くないです。運動後の温泉は格別です。

まとめ

北海道の冬は長く、夏はかなり短いです。しかしその分夏には色濃く一斉に開花する花々がみられます。一方の冬も、パウダースノーを活かしたゲレンデがにぎわったり、雪にまつわるイベントがあったりと賑わいがあります。春と秋はその間に挟まれたシーズンであり、どこか影が薄いのですが、オススメした観光地なら、そんなシーズンでも損はしないはずです。本記事でもベストシーズンに行ってほしい観光地をもっとたくさん紹介したいのですが、それは「地域×〇選」シリーズでご紹介させていただきます。

せっかくの旅行です。時間の許す限りたくさんの思い出を作りましょう！